《生産者について》
2006年設立のアルファ・オメガ・ワイナリー。そのコンセプトは、旧世界のブドウ畑で行われる手作業での農業と、新世界の技術や化学との融合。テロワールの味わいを表現するとともに、職人技のワインをつくることです。
「最初から最後まで究極のワイナリー体験をつくり上げる」ことを目指しており、ワイナリーの美しさは絵画のようだといいます。
専属のワインメーカーとしては、生物学の修士号を持ち醸造学科も修了しているマット・ブレイン氏。コンサルタントにアンディ・エリクソン氏を迎えて、万全の体制でワインをつくっています。
《このワインについて》
ナパ・ヴァレーのソーヴィニヨン・ブランのスタイルは、樽熟成して味わいにボリューム感を持たせた力強いものが多いでしょう。それに対しこの「U」は、ボルドーとロワールの中間のようなスタイル。
例えば2020年ヴィンテージのアルコール度数は13.20%とナパ・ヴァレーとしては低く、3/4ステンレスタンクはステンレスタンクで醸造されます。それによりマールボロのソーヴィニヨン・ブランに比べれば熟した果実香がありながら、上品でスマートな味わいに仕上がっています。
洋ナシやライチの香りに、レモンピール、パイナップル、レモングラスなどのニュアンス。口当たりは厚みがあって滑らかでありながら重たさは感じず、複雑な余韻につながっていきます。
Alpha Omega Two Squared Sauvignon Blanc