《生産者について》
2006年設立のアルファ・オメガ・ワイナリー。そのコンセプトは、旧世界のブドウ畑で行われる手作業での農業と、新世界の技術や化学との融合。テロワールの味わいを表現するとともに、職人技のワインをつくることです。
「最初から最後まで究極のワイナリー体験をつくり上げる」ことを目指しており、ワイナリーの美しさは絵画のようだといいます。
専属のワインメーカーとしては、生物学の修士号を持ち醸造学科も修了しているマット・ブレイン氏が腕をふるいます。
《樽を使わない高級シャルドネ》
アルファ・オメガにとっての「シャブリ」ともいえる位置づけのワイン。
シャルドネは3000円を超えるとたいていのものが樽熟成してつくられます。このワインのように8000円クラスでステンレスタンクにて醸造されるものは、一部の生産者がつくるシャブリくらいのものでしょう。このワインのように7,8年熟成したものが手に入るのはなおさら稀です。
《リリース時のテイスティングノート》
濡れた石やイチゴ、バラ、かんきつ類のアロマに、わずかにトーストのニュアンスも感じます。まろやかでフレッシュな味わいは、カリフォルニアのシャルドネとしてとりわけスマートな印象です。
13.4%のアルコールは現在のシャブリと比べて高くはありません。日照の違いか、現れるフルーツのニュアンスに違いがみられますので、ぜひシャブリの1級あたりと飲み比べてみたいところです。
Alpha Omega Unoaked Chardonnay