『飲みやすいワイン』という定義は非常に難しく、だれもが納得する「飲みやすいワイン」はおそらく存在しません。
でも次のような特徴を備えた赤ワインなら、近いといえるんじゃないでしょうか。
〇渋みをほとんど感じない
〇口当たりが重たくはなくなめらか
〇シンプルなフルーツの香り
〇酸味はおだやか
まさにこの特徴どおりなのが、このイーターのピノ・ノワールです。
ただし余韻は短いですし果実とオーク樽熟成からくる甘い風味はあります。この風味は好き嫌いは分かれるので、だれに対してもおすすめできるものではありませんが、嫌いでない方にとっては非常にコストパフォーマンスの高いワインといえるでしょう。この価格帯のワインにありがちなケミカルなニュアンスも皆無です。
《「イーター」ブランドについて》
「イーター」はラテン語で「道をめぐる」「旅路」を意味します。
ラベルに描かれているうずまき模様のように、人生は予測しがたく変化に富むものです。だからこそバックラベルにはこう書かれています。
「グラスを掲げて乾杯しましょう。曲がりくねった人生に。
笑い、怒り、悲しみ、楽しさ溢れる道は、やがて原点に戻っていくことでしょう」
こういった意味をもたせたコンセプトワインであり、実際につくっているワイナリーは非公表。それだけに香りや凝縮感などから想像する価格よりも2、3割安く手に入れることができるのが魅力です。
Iter Pinot Noir California