《ワイナリーのスタートについて》
畑を探していたニッキー・ハーンが、モントレー・カウンティ内のサンタ・ルシア・ハイランズにこの畑を見つけたのが、1970年代半ば。馬の放牧をしていたスミス・ランチと牛の牧場であったフック・ランチ。元の名前に敬意を払い、ワイナリーの名前を「スミス & フック」と名付けました。
ファーストヴィンテージは1980年。それからわずか5年後には1985年がパーカーポイント94点を獲得しました!そこから名前が一気に広がり、この「スミス&フック」を含めて大きくなっていったのが、現在の「ハーン・ワイナリー」です。ハーン・ファミリーは444haの自社畑を持つワイナリーにまで成長していますが、その原点であり原動力はこの「スミス&フック」なのです。
《このワインについて》
オーク樽に由来するバニラ香につつまれた、ブラックベリーやプラム、コーヒーの香り。肉厚感のある果実味は洗練された酸味に支えらえており、口当たりはビロードのように滑らか。余韻にはローストの香ばしさが広がります。
決してカリフォルニアのカベルネとして突出した要素はありません。だからこそ安心して飲める。だからこそまた飲みたくなるワインとして愛された。ハーン・ファミリーの成長がその証拠です。
Smith & Hook Cabernet Sauvignon Central Coast