《生産者について》
ローガン・ワインズはピーター・ローガン氏が24歳のときに畑を購入してスタート。1997年が初ヴィンテージです。
そのコンセプトは「毎日の生活を豊かにしてくれるワイン」。良質なワインを納得のいく価格で多くの人に飲んでもらいたいという気持ちで、リーズナブルな価格帯から様々なワインをリリースしています。
そのワインの味わいは全体としてフルーティーかつ繊細で、酸味とのバランスのとれた味わい。それは本拠地のある「オレンジ」地区が、標高500~1100mの高地にあるからです。昼夜の寒暖差が大きいので、ブドウがよく熟しつつ酸味を保てるのです。
《このワインについて》
ピノ・ノワールは安いワインを大量生産するのに全く向いていない品種です。ピノ・ノワール好きは多く1000円台のワインの需要は高いのに、期待外れなものが多いのが現状。特にこのワインのような1000円台前半では、「ちゃんとピノ・ノワールの味がすれば拍手」くらいの期待値で臨むべきです。
その点ウィマーラは優秀。いろいろなベリー系フルーツのピュアなアロマに、バニラやシナモンのスパイス香。ちゃんとピノ・ノワールの香りです。淡い色合いが示す通り、味わいの凝縮感は価格相応。穏やかなタンニンと高くはないが整った酸味が全体を引き締めており、短いものの気持ちのいい余韻です。
Weemala Pinot Noir Logan Wines