《生産者について》
ドメーヌ・アルノー・モルテは、ドニ・モルテの当主アルノーが自らの理想とするワインを造るべく立ち上げたネゴスブランドです。ファーストヴィンテージは2016年。
父から継承したドニ・モルテは引き続き発展させていく一方、父とは違ったよりエレガントなワインを作りたいと、賃貸契約で4haの畑を手に入れ、スタートしました。
ネゴスブランドとはいえ、ブドウ栽培もドメーヌ・ドニ・モルテのスタッフが行っているため、違いは畑の名義くらい。生産数量もドニ・モルテよりは若干多く、まとまった量の入荷が期待できるため、入手しやすいのもうれしいポイントです。
《このワインについて》
マゾワイエール・シャンベルタンは、シャルム・シャンベルタンの隣に位置する特級畑です。石灰岩質の土壌のほか、他のグラン・クリュにはない小石の沖積土を含むのが特徴。
ここで造られたワインはシャルム・シャンベルタンを名乗ることができるため、ほとんどの生産者はシャルムのラベルでリリースしています。そんな現状のなか、あえてマゾワイエールの名でリリースするのは、テロワールの表現に自信がある現れ。シャルムとの違いをしっかり感じてもらえる自信からでしょう。飲み比べることができれば、アルノー・モルテの実力を体感できると思います。
Mazoyeres Chambertin Grand Cru Arnaud Mortet