《生産者について》
ジョン・コングスガードが設立したこのワイナリーは、自社畑だけでなく契約畑からも素晴らしいワインをつくることで知られます。今では高級ワイン用のブドウ調達として一般的になった、オーダーメイドのブドウ栽培。ブドウの対価を収穫量ではなく栽培面積で支払うことでできる、低収量で品質を最優先した栽培を依頼することの第一人者なのです。
クオリティーに対する姿勢は尋常ではなく、品質に満足できない年は容赦なく生産量を減らします。
《このワインについて》
2017年までヴィオニエとルーサンヌをブレンドした「ヴィオルス」を造っていましたが、2018年からはヴィオニエ100%でリリースされています。
その理由は、アトラス・ピークにある自社畑に2011年植樹したヴィオニエ品質が非常に良く、若い樹齢ながらヴィオニエの特徴を良く現わすようになってきたことが挙げられます。
さらに、2017年、2020年とアトラス・ピークを襲った山火事で一部の区画を喪失した際、追加で植樹する品種にもヴィオニエが選ばれました。
ジョン・コングスガード氏自身も「私はローヌ・スタイルのヴィオニエを追い求めている。生涯追求したい品種の一つだ」と語る、ワイナリーの期待を背負う若手のホープのようなワインです。
Kongsgaard Viognier Napa Valley