《生産者について》
1級格付けながら特級並みの評価を受ける「オーヴィレ」村。そこにロールとクレモン夫妻が営む「ルイ・ニケーズ」があります。
2人は醸造学校の同級生で、「ベレッシュ」のラファエル・ベレッシュや「ラエルト・フレール」のオーレリアン・ラエルトとも同級生だったといいます。今も頻繁に意見交換しているのだとか。
ドメーヌの特徴と言えるのが、ムニエを最良の区画に植えていること。シャンパーニュでグラン・クリュの村の畑に植えられているのは、シャルドネとピノ・ノワールだけです。それもあってムニエは下に見られがちですが、クレモンはその偉大さを信じているといいます。
《このワインについて》
オーヴィレ村の3区画からとれるムニエをアッサンブラージュ。それぞれの区画は、石灰岩版、粘土、砂と小石が多いというふうに特徴があります。ベースワインの半分は大樽発酵・熟成。シャンパンはミュズレの代わりに麻布で固定されています。
シャンパンを飲み始めのころは、シャルドネ100%やピノ・ノワール100%の方が華やかな香りがあり、きっと満足感が高いことでしょう。その2つの品種はやはり花形です。
しかしたくさんのシャンパンを飲んでくるにつれ、ムニエだからこその旨味に魅力を感じてくる人も少なくありません。
学生時代からの仲の2人がつくるシャンパン。過去を振り返るように結婚記念日に開ける特別な1本として、高い満足を約束してくれます。
Louis Nicaise Menuniers de Moines