《生産者について》
ドメーヌ・ド・ロアリーはアンリ・ゴヤールによって運営されるドメーヌでしたが、アンリがリウマチを患ったことで親友のジャン・デヴネに相談。2001年から管理・醸造をデヴネ家が受け持っています。
畑はヴィレ・クレッセの4.5haのみという潔さ。平均樹齢55年と古く、収量はわずか45hl/ha。この収量の低さが味わいの凝縮感に現れています。大量生産の傾向があるマコンとしては異例です。
《このワインについて》
アルコール発酵を低温でゆっくりと行うことが特徴で、1年かかるときもあるそうです。マロラクティック発酵も100%行われますが、アルコール発酵中に始まり、完了してしまう年もあるのだとか。低温長時間の発酵によりフルーツ感がしっかりと引き出され、口に含むとじつにリッチで果実味たっぷりに仕上がると言います。
《テイスティングノート》
香りは熟したアプリコットや白桃、ほんのり蜂蜜を感じます。シャルドネで蜂蜜を感じるのは珍しい!オーク樽熟成を行っていないにも関わらずしっかり飲みごたえがあり、まろやかでボリュームのある口当たりが印象的です。爽やかで心地よい酸味が味わいを引き締めてくれます。
Vire Clesse Roally