[ワインアドヴォケイト誌 2016年7月のレビュー]
このヴィンテージのスターであり、このワインの十数回の展示の中で最高のものかもしれない。しかし、香りに派手さを求めてはいけない。このヴィンテージの多くのワインと同様に、かなりデカンタージュしても、このワインは陰鬱で内省的な香りを保ち、まるであなたがふさわしいかどうかチェックしているかのようだ。ブラックベリー、カシスの華やかな香りが広がり、以前のボトルと比べると少しスーボワの香りが強いかもしれない。味わいはミディアムボディだが、緻密で骨格があり、長期熟成に適した、より男性的なポンテ・カネであることは間違いない。しかし、鉛筆の芯のような、かなり塩辛い余韻まで、驚くほどフレッシュで活力に満ちた味わいを保っている。2009年のポンテ・カネは2005年よりも親しみやすいと思うので、ロバート・パーカーの賢明なアドバイスに従い、セラーで10年ほど熟成させ、忍耐の報酬を享受してほしい。
[Robert M. Parker, Jr.による試飲 飲み頃予想2014 - 2024年]
Chateau Pontet Canet