《生産者について》
ジャック・プリウールは18世紀にムルソーに設立されたブルゴーニュの中でも屈指のドメーヌのひとつ。コート・ドールの1級、特級畑を中心に21ヘクタールを所有、偉大なワインを生み出しています。1990年より醸造に携わるナディーヌ・ギュブラン女史は女性で初めてベストワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに輝くほどの実力派。彼女のおかげでドメーヌの評判は上がっていきました。ワインにとって一番大事なのはブドウ。畑を有機へ転換し土地の活力を上げて最高のブドウを入手できるようになりました。類まれなるテロワールとナディーヌ女史の感性で大絶賛に値するワインをつくり続けています。
《モンラッシェについて》
ジャック・プリウールのモンラッシェの畑はシャサーニュ側、DRCが所有する区画の南側に0.58ha所有しています。
2016年は多くの生産者がモンラッシェを瓶詰できないほどの凶作。2017、2018年は大丈夫でしたが、2019年も収穫量は減っており、供給不足もあって「モンラッシェ」の価格は生産者に関わらず高騰しています。さらに2021年は春先の大きな霜の被害により、生産量は絶望的です。2年後には「モンラッシェ」を市場でほぼ見かけなくなる可能性も大いにあります。
全くを持ってお買い得とは言えませんが、今が最安値であることは残念ながら間違いないでしょう。
Montrachet Grand Cru Domaine Jacques Prieur