《生産者について》
当主を務めるマティアスは若くして頭角を現し、26歳で「ベスト・ヤング・ワインメーカー」に選出されています。2020年まではモーゼルの若手生産者団体の代表も務めていました。ワイン造りでは発酵期間が他の生産者よりも3-4ヶ月も長く、翌年5月ごろまで続けており、樽やタンクの熟成期間も他より長いです。そのため彼の造るワインは力強すぎない繊細さと伸びやかさがありますが、すぐ出荷できるわけではないため、誰にも真似できるスタイルではありません。
《このワインについて》
1Lのボトルに入ったやや甘口のリースリング。ドイツでは家庭消費用として1Lボトルは一般的で、9割近くのワイングートがリリースしています。果実の甘さと酸のバランスを大切にしているため、完熟していますが過熟ではないブドウを選んでワインに使います。畑はケステン村のヘレンベルク、オーザン村のローゼンベルクです。特にローゼンベルクは彼がおばあちゃんからもらった大切な畑で、思い入れの強いワインです。
《テイスティングノート》
飲んですぐに「甘くておいしい!」というわけではなく、ジワリと広がる甘味とスーッと伸びる酸味が時間とともに程良く感じられる上品さがあります。グレープフルーツやパイナップルの香り、非常にバランスのとれたクラシカルな味わいです。
Riesling Q.b.A. feinherb 1L Meierer