《生産者について》
サン・テミリオンで最大の規模にして、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(第1特別級A)に格付けされるシャトー・パヴィのオーナー、ジェラール・ペルス氏が手掛ける弟分的な存在、それがシャトー・パヴィ・デュセスです。シャトー・パヴィの歴史と非常に密接な関係にあり、19世紀後半までパヴィ・デュセスはパヴィの一部でした。1885年にパヴィの所有者であったフェルディナンド氏がパヴィのいくつかの小地区をまとめ土地を再編成した事によりシャトー・パヴィ・デュセスが誕生しました。
[ワインアドヴォケイト誌218号 2015年4月のレビュー]
典型的なワインで、カシスとブラックベリーに粉末状のチョークが混ざったようなミネラルの風味が感じられる。非常に濃縮されており(ほとんど痛いほど)、この非常に抽出された、フルボディの、重厚で、リッチで、力強いワインは、セラーを必要とする。偉大な未来のためにすべてが揃っている。このヴィンテージのスーパースターの一人である。残念ながら、パヴィ・デセスの生産量は、畑の大部分がパヴィに組み込まれたため、ごくわずかである。このワインは、不透明な紫色で、素晴らしい密度とリッチさがあり、愛好家の夢だ。5~8年寝かせて、その後30年以上かけて飲むとよいだろう。
[Robert M. Parker, Jr.による試飲 飲み頃予想2020-2050年]
Chateau Pavie Decesse