《生産者について》
「ナパ1847」のブランドを手掛けるのは、マイケル・ポーザン・ワイナリー。1991年に妻のメアリー・アンと設立したもので、今では年産10万ケースの規模にまで成長しました。
2018年にはカリストガに自社畑を取得したものの、基本的にはネゴシアン・スタイル。ナパやソノマのブドウ栽培農家といい関係を築いてきたため、毎年優れたブドウを選ぶことができます。モリー・リピット氏をコンサルタントに据えて、品種特性の現れたワインをつくるので、農家も安心して彼にブドウを預けるのです。
《このワインについて》
ナパ・ヴァレーの開拓者であるネイサン・クーム氏がナパ市街に手を付けた年をワインの名前としています。オークヴィルとラザフォードのブドウを使用。
バニラやコーヒーのような樽香をともなって、ブラックベリーやプラムのような濃厚で少し落ち着いた果実香。口に含むとなめらかで厚みのある果実感が押し寄せ、よくこなれたタンニンが口をやさしく刺激します。余韻にはアニスやタバコのような複雑な風味が立ち上がり、スタンダードよりちょっと高めのナパ・カベとして十分な説得力があるというものです。
Napa 1847 Cabernet Sauvignon