《生産者について》
ジャトー・ジンコを営むのは、ボルドーで唯一の日本人女性醸造家・百合草梨紗さん。21歳でボルドーに留学し、有名シャトーを訪問しながらワイン醸造とテイスティングを学びます。
そのテイスティング能力が認められ、コンクールの審査員として活躍し始め、夫であるマチュ・クレスマン氏とワイン商を設立。10年に渡ってそのキャリアを積み上げた後に、2015年ブドウ畑を購入しました。サンフィリップデグイ村という決して著名ではない村から、1.5haのシャトー・ジンコはスタートしました。
彼女の目指しているところはシンプル。ボルドーで1番、世界で1番美味しいワインをつくることです。
《このワインについて》
シャトー・ジンコは畑が非常に小さいため、生産量はごくわずか。もっと多くの人に手軽にジンコのワインを楽しんでもらおうと、自社畑からすぐ近くのワイナリーと提携して作るのがこの「ジー・バイ・ユリグサ」です。
百合草氏が直接栽培・醸造をしているわけではありませんが、細部まで完全監修しており、間違いなく彼女のワインだと言えます。
《テイスティングノート》
熟したダークチェリーやカシスなどのフルーツのアロマに、ほのかな樽香。口に含めばピュアな果実感を感じ、しなやかで柔らかいタンニンが広がります。しっかり重たいボディ感があるわけではありませんが、余韻がしっかり広がるので物足りなさは感じません。
G by Yurigusa Rouge