《セントラル・オタゴのパイオニア》
「あまりにも寒すぎてブドウ栽培は不可能だ」
かつてそう言われた地に創始者のアラン・ブランディーが商業用のブドウ畑を拓いたのは1980年。
ファーストヴィンテージをリリースしたのは1987年で、これはリッポンヴィンヤードよりも2年早く、まさにパイオニアと言えます。
そしてこの地は今では1700haの畑が拓かれ、世界中のピノ・ノワールファンの注目を集めています。
《ワイナリーについて》
ギブストン・ヴァレー・ワイナリーは、ワイナリー運営だけでなく、レジャー、観光、レストラン、ウェディング、ホテルなど様々な事業を手掛けています。
その名の通りセントラル・オタゴのサブ・リージョンであるギブストンに本拠地を構え、周辺に畑を持つほか、ベンディゴにも4つの畑を持ちます。
《ワインについて》
ギブストン地区の西の入り口付近にある「ル・メートル・ヴィンヤード」からつくられるリースリング。ビオ・グロというニュージーランドの厳しいオーガニック認証を受けた畑です。
2018年ヴィンテージのアルコールは11.4%に残糖23g/L。
クラシックなドイツ、モーゼルのワインを思わせる、ほんのり残糖のある仕上がり。しかし酸度が非常に高いため、甘さはほとんど感じません。味わいの透明感とこの隠れた甘味によってついつい飲み過ぎてしまうような、うっとりするほど美しいリースリングです。
Le Maitre Gibbston Single Vineyard Riesling Gibbston Valley