《生産者について》
ローヌ川のほとり、リラックにそびえる11世紀建造のモンフォーコン城。その城主パンス伯爵の息子ロドルフがオーナーです。1936年から途絶えていたシャトーでのワイン造りを見事に復活させました。初ヴィンテージは1995年で、以来、そのワインは高く評価され、毎年数々の栄誉を受けています。リラックのテロワールの可能性を信じる彼は、樹齢が高く最良の区画を探し求め、畑は現在60haまでに拡大。2015年からはACリラックの委員長を務めています。
《このワインについて》
リラックの特徴である豊かな果実味が印象的なワイン。野イチゴやチェリーのアロマにスミレの花やスパイスが漂います。
エチケットは文豪ヴィクトル・ユゴーがこのシャトーで描き残した水彩画。
《テイスティングノート》
スミレやラベンダー、シナモンを少しまぶしたブラックチェリーを思わせる華やかなアロマ。良く熟した赤果実や黒果実の凝縮した果実味があり、南ローヌワインに期待する味わいの要素がギュッと詰まった印象です。上質なグルナッシュ由来の丸みを帯びた口当たりにクリアな酸が加わって、味わいにはとても洗練された趣きがあります。
ユゴーのラベルのように、気品ある美しさをたたえたワインです。
Chateau de Montfaucon Lirac Rouge