《生産者について》
ワイナリーはオー・メドックに位置するまだ小さな生産者で、オーナーのファビアン・オーテは、シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリで畑の管理をしながら自分のワインをつくっています。
認証は得ていないものの、栽培はビオディナミを採用。更にフランスのサスティナブル認証であるHVEのレベル3を取得。環境保護と持続可能性に強い関心をもっています。
《希少な低価格&カベルネ主体》
ボルドー左岸、メドック地区のブドウといえば、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、プティ・ヴェルドのブレンドです。しかし栽培の難しいカベルネ・ソーヴィニヨンを主体としているのは、おおよそ4000円を超えるようなものがほとんど。2000円台の低価格帯のものは、メルロー主体が大半です。
ゆえにこのワインの価値があります。正確な品種構成はわからないものの、例年通りであればカベルネ・ソーヴィニヨンが50%強。そして味わいにもその特徴が感じられます。
《テイスティングノート》
ピーマンやミント、カシスなどの過熟していないカベルネ・ソーヴィニヨン特有のアロマ。口当たりはスムースで、まだまだフレッシュなタンニンを感じ、酸味の豊富なワインです。開けたてに感じる青い風味は、3、4日すると随分印象が変わって甘い香りが出てきます。口当たりも滑らかに。
ぜひ時間をかけて楽しんで頂きたいワインです。
Chateau de Cassana