[ワインアドヴォケイト誌227号 2016年10月のレビュー]
1982年のChateau Margauxは、私が何度も試飲したワインで、常に1983年と比較してどちらが良いかを検討している。正直なところ、ボトルにもよるのだが、1983年の方が勝っているかもしれない。しかし、1982年は素晴らしい第1級であるため、個々の長所を評価することが重要だ。このワインは、香り高く美しく整ったノーズで、この日は黒鉛の香りがより際立ち、ポイヤックらしい個性を醸し出していたのが印象的だった。ワインを開いて空気に触れさせると、このワインの特徴である枯れスミレとバラの花びらが現れる。味わいはミディアムボディで、フレッシュでミネラル感があり、入り口のオレンジの皮の砂糖漬けのような香りから、ピュアな赤と黒の果実の層へと続く。このシャトー・マルゴーには常に何かがあり、フィニッシュのピクセレーションは最高のものに匹敵する。1982年の初物としては最高のものでしょうか?いいえ、1982年のラトゥールやムートン・ロートシルトには及びませんが、ブドウ畑の崇高なイメージを表現しており、まだ数十年は喜びを与え続けてくれるでしょう。
[Neal Martinによる試飲 飲み頃予想2016-2036年]
Chateau Margaux