《生産者について》
創業者であるエティエンヌ・ギガルがワイナリーを設立したのは、戦後間もない1946年。とりわけ歴史が長い生産者というわけではありません。わずか半世紀あまりでローヌのトップ生産者の地位を確立したのは、シラーの銘醸地コート・ロディに持つ3つの畑「ラ・ムーリーヌ」「ラ・ランドンヌ」「ラ・テュルク」の品質が圧倒的であったから。
現在では北部から南部まで26ものワインをリリースする、ローヌ地方の教科書的な存在です。
《ワインについて》
「コート・デュ・ローヌ」ラベルのワインはローヌ地方の生産量のうち多くを占める重要なワイン。全域のブドウを使えるエントリークラスであるとはいえ、そのワイナリーを知る挨拶状であるということもできます。
2020年よりボトルデザインが一新されたロゼ。ワインが減るにつれて、ボトルの美しさが表れてきます。
《テイスティングノート》
ラズベリーやクランベリーのようなフレッシュなアロマ。アルコールはやや高めであるため、ロゼワインとしては非常に力強い果実味を持ちますが、口当たりは丸みがありなめらか。酸味とのバランス調整はさすがローヌの名手といえる出来栄えです。
Cotes du Rhone Rose E. Guigal