《生産者について》
オーナーであるハワード・シモンズ氏は、もともとオークランドで建築業を営んでいました。
ワインづくりを決心してマールボロに移り住み、ブドウ畑はもちろんワイナリーの建物や施設を全て自分で作ってしまいます。「ブドウとブドウ樹に関わる仕事は全て自分の手でやるんだ」の意志を貫く、根っからのDIY(Do it Yourself)人間です。そのため畑はわずか2ha。ブドウ品種はピノ・グリのみというこだわりぶりです。
《ワインの製法について》
ブドウは良く熟したものだけを手摘みで収穫。やさしくプレスしたあとステンレスタンクで低温で発酵し、11か月間のシュール・リー。フルーツのアロマを最大限に引き出すような醸造を選択しています。
《テイスティングノート》
梨やアプリコットなどのフレッシュフルーツのアロマが上品に漂います。ピノ・グリらしい重量感のある口当たりはとてもやさしく、長い余韻へといささかの引っかかりもなく続いていきます。
「アロマティック品種」に分類されるピノ・グリは、実際には香りが弱いものが多いです。しかし、このワインは派手さはないものの上品な香りが豊かに広がります。
Pinot Gris Reserve Gibson Bridge