《ワイナリーについて》
1973年カナダ生まれの青年パトリック・ピウズ。M.シャプティエの弟マーク・シャプティエ氏との出会いがきっかけに以後ワインの世界へと。
オリヴィエ・ルフレーヴに4年在籍中にシャブリ部門の醸造を担当。その後、ヴェルジェやジャン・マルク・ブロカールで醸造長を歴任し、2008年に自らのワイナリーを立ち上げました。畑は持たず、メタヤージュ契約で自ら栽培。ブドウ栽培農家との絆も強く、結果クオリティの高いブドウを得ることができています。シャブリのテロワール毎の個性を表現しています。
《このキュベについて》
畑は畑右岸、特級レ・クロの畑の南西側。ブランショとヴァルミュール近くの2つのパーセルからなる。グラン・クリュの斜面の中でも真南を向く区画なので日照量が多く、また、粘土が少なく石灰岩が多いのが特徴です。
それゆえ骨格の大きいワインでありながら石灰を感じさせるミネラルが味わえます。
[ワインアドヴォケイト誌 2022年7月のレビュー]
2020年のシャブリ・グラン・クリュ・レ・クロは、オレンジオイル、熟した洋ナシ、白い花、焼きたてのパン、ナツメグを連想させる、深みのある力強いワインだ。フルボディで層が厚く筋肉質、肩幅が広く凝縮感があり、生き生きとした酸とマンダリンの香りが漂う長い余韻が特徴だ。
[William Kelleyによる試飲 飲み頃予想2025 - 2050年]
Chablis GC Les Clos Patrick Piuze