《生産者について》
ゲイリー&ロゼラ・フランシオーニ夫妻が営む「ロア」は、もともとは100年続く農家でした。サンタ・ルシア・ハイランズのポテンシャルに気づいた彼らは、友人のゲイリー・ピゾーニから苗木を株分けしてもらい、1996年からシャルドネとピノ・ノワールの栽培を始めます。
早速ブドウの質の高さは評判となり、テスタロッサやコスタ・ブラウンなどの有名生産者が、彼らが栽培するブドウからワインをつくるようになります。
現在は彼らの息子たちが栽培・醸造を分担して、家族経営のこのワイナリーを支えています。
《このワインについて》
妻の名前を冠した「ロゼラス・ヴィンヤード」からつくられます。彼らの好みでしょうか。例えば2021VTでアルコール度数14.8%とピノ・ノワールとしてはかなり高め。それに応じて高い新樽比率で熟成させています。ゆえに風味はとても濃密で豪華!力強く漂う香りが高級感を訴えます。
チェリーやフランボワーズなどの熟したフルーツ香。口に含めば濃厚でベルベットのような口当たりが舌を包みます。甘やかなキャンディや皮革のようなニュアンスが鼻を抜けていき、長い余韻が続きます。
これを一人で飲むのはもったいない!パーティーシーンで活躍するはずです。わかりやすい豪華さは、それほどワインに詳しくない方でも虜にしてしまうことでしょう。
Roar Rosella's Vineyard Pinot Noir