《変わらぬ人気の樽シャルドネタイプ》
熟したフルーツの香りに混ざってヴァニラの甘い樽香が豊に香る。口に含むと樽熟成の風味と豊かなコクが感じられ、なめらかで厚みのある質感が飲みごたえをもたらす。そんな樽リッチなタイプのシャルドネはかつて大流行しました。
近年の流行はその逆をいくようなもの。とはいえ「一昔前のスタイルがやっぱり好きなんだ」という方も多いはず。
ブドウの生産地が変わっても、そんな要望にリーズナブルに応え続けるのがアナベラです。
《生産者について》
「アナベラ」のブランドを展開するのは、マイケル・ポーザン・ワイナリー。1991年に設立してから急成長し、今では年産5万ケースをつくります。
マイケルの祖先はイタリアのピエモンテでワイナリーを経営していた関係で、祖父もソノマでブドウを育てていたといいます。「マイケル・ポーザン」ブランドのほか、「ジアポーザ」や「ラザフォード・ロード」なども手掛けています。どのブランドも価格に対して品質が高く、多くの人に好かれる味わいに仕上がっています。
《このワインについて》
「アナベラ」シリーズは同ワイナリーの最もリーズナブルなクラス。言葉の意味はラテン語の「AMABILIS 愛すべき」に由来しており、マイケルの祖母の名前でもあるといいます。
《テイスティングノート》
オレンジやフジリンゴ、ブラウンシュガーなどのアロマに、しっかりとオーク樽熟成の香りを感じます。口に含めばしっかりと熟したフルーツの風味が広がり、なめらかなコクのある味わいにつながります。クレームブリュレのような甘やかな風味が余韻まで続きます。
Annabella Chardonnay Sonoma County