《ミュスカデについて》
ミュスカデ、別名ブロン・ド・ブルゴーニュはロワール西部で広く栽培されているブドウです。
あまり品種の特徴香が強いタイプではなく、繊細な柑橘系の香りと軽い口当たり、スッキリとした酸味やミネラル感が特徴です。
生産者や価格による違いが大きく表れるタイプではなく、高価なワインもあまりありません。なので「週末にミュスカデを飲むのを楽しみにしている!」みたいにワクワクするものではないでしょう。
でも夕食と一緒に飲むワインとしては活躍します。その穏やかな個性ゆえに、相性の悪い料理というのが少ないタイプです。冷蔵庫冷えていると「そうそう、これがあったんだ」とつい開けてしまう。そしてなくなったらまた何本かストックしておく。多くの方はそんな楽しみ方をしてるのではと推測します。
《生産者について》
ドメーヌ・ド・ラ・フォリエットはエリック・ヴィンセントとドニ・ブロッソーの2人の共同プロジェクト。2人が受け継いだ畑をあわせて40haからワインをつくります。
2人は「ミュスカデは長期熟成する」を信念にワインをつくっています。このワインも10年以上の熟成が可能だと言います。なかなか熟成したものを手に入れるのは難しいでしょうが、しっかり滑らかなコクを持つ飲みごたえのあるワインへと変貌することでしょう。
《テイスティングノート》
ほどよく熟したかんきつ系の爽やかな香り。まろやかな口当たりはリースリングなどと比べて酸味おだやか。軽やかでキレのいい後味です。
Muscadet Sevre et Maine Domaine de la Foliette