《生産者について》
ポール・クルーバーはエルギン地区のパイオニア的な生産者。所有する広大な土地の大部分を自然保護区が占め、その傍らにブドウ畑やリンゴ畑を持っています。
実は会社としてはリンゴ事業の成功が大きく、資金が潤沢。なのでつくるワインはスタンダードな味わいかつ上質で、それでいてコストパフォーマンスに優れたものです。
《このワインについて》
ソーヴィニヨン・ブランといえば、フランスのロワール地方とニュージーランドのマールボロ地方がメジャー。その二つと比べたとき、ロワールのものよりは果実味豊かで凝縮感があり、ニュージーランドのものほどハーブや青草のニュアンスがないのがポール・クルーバーです。
一部を古樽熟成したセミヨンをブレンドすることで、ボルドー・ブランのスタイルというわけではありませんが、通常のものよりリッチで厚みのある口当たりです。
《テイスティングノート》
パッションフルーツやグレープフルーツのよく熟したアロマ。適度に重量感のある口当たりで、さっぱりだけのワインではなく満足感があります。きっちりドライな味わいは余韻にまでしっかりつづき、飲み手を爽やかな気分にしてくれます。
Paul Cluver Sauvignon Blanc