《生産者について》
グレイワッキのオーナー醸造家ケヴィン・ジュッド氏は元クラウディ・ベイのチーフワインメーカー。醸造大学を卒業後にオーストラリアのワイナリーで働き、1985年のクラウディ・ベイの創立とともにその任につきました。クラウディ・ベイといえばニュージーランドを代表する生産者。その品質を25年間支えたのち、2009年に独立しました。
ワイナリーの名前は、ニュージーランドのいたるところでみられるGrey岩と呼ばれる堆積岩から。1993年にはこの名前を登録して温めていたといいます。
生産量が膨大なクラウディ・ベイではできない、少量生産ならではの丁寧なワインづくりが持ち味です。
《このワインについて》
マールボロ産ソーヴィニヨン・ブランのスタイルとしては、培養酵母を用いることでハーブのようなフレッシュな香りを引き出すのが一般的。しかしこのワインはあえて野生酵母での発酵で個性を出そうとしています。
アプリコットやマーマレード、クレームブリュレなどの甘い香りに、タイムやゴマのようなニュアンス。樽発酵をしているため通常のソーヴィニヨン・ブランよりもずっとコクがあり、複雑な余韻が長く続きます。
Greywacke Wild Sauvignon