《生産者について》
モーゼルにおいて手ごろな価格から美味しいワインを生み、その名前の由来からも人気が高い畑が、「ピースポーター・ゴールドトレプヒェン =黄金の雫」です。 多くの生産者がこの畑のワインを手掛けますが、中でもこの畑に注力しているのが、このクルト・ハインです。
なにしろハイン家が所有するホテルがその畑のふもとにあり、その名も「ピースポーター・ゴールドトレプヒェン」。思い入れが感じられます。
《ヴァイサー ブルグンダーについて》
ヴァイスブルグンダー、もしくはヴァイサー・ブルグンダーは「ピノ・ブラン」のドイツ名。フランスのアルザス地方やブルゴーニュ地方、イタリア北部などでポツポツ見かける品種です。「どんなブドウ?」と聞かれて即答できる人は少ないでしょう。
イメージとしては少し地味なシャルドネと思ってください。品種の特性香は強くなく、ドイツの品種としては酸味やや低め。あまり熟れた果実味は現れない品種で、ものによっては樽熟成されます。
リーズナブルな価格帯のものが多く、食事の邪魔をしない味わいと相まって、日常の食中酒として親しまれている品種です。
《テイスティングノート》
強いて表現するならリンゴや柑橘の、ほのかで繊細な香り。ステンレスタンク醸造のため口当たりはフレッシュで軽く、それでいてリースリングなどに比べると柔らかい酸味を持ちます。風味が強すぎないため、相性の悪い料理というものがあまりありません。普段の晩酌のワインとして、冷蔵庫に1本あると安心するワインです。
Weissburgunder Trocken Kurt Hain