《生産者について》
南イタリア最大のワイナリーグループ、ファルネーゼがバジリカータで構えるワイナリーです。
バジリカータのとある農協が破産し、栽培農家のブドウが買われなくなってしまった状況を不憫に思ったファルネーゼが、この農協に出資したのが進出のきっかけです。昔ながらの生活が営まれているバジリカータで産業と雇用を生み出し地域貢献を行うことで、このエリアの人々に希望を与えながら、そこで造るワインで世界中の人にも希望を届けています。
休火山ヴルトゥーレ山がもたらした豊かな火山性土壌、乾燥し、日照量が多いが夜は冷え込む気候など、マイナーながら銘醸地にも全く劣らない環境を備えています。
《今ワインについて》
グレーコとフィアーノを半分ずつ使います。これらの品種はカンパーニャが有名ですが、同じ火山性土壌を持つバジリカータでも昔から栽培される土着品種です。ヴルトゥーレ山の麓にあるミネラル豊かな畑で育てられています。フィアーノの華やかな香りと、グレーコの上質な酸や果実味がよくマッチしており、ファルネーゼ社長のヴァレンティーノをして「この白ワインを扱わない理由があったら教えてほしい」と言わしめた1本です。
《テイスティングノート》
白い花や白桃などの華やかな香りが広がります。熟した甘い木なりの果実味とフレッシュさを高める柑橘系の酸があり、適度なボディも感じられます。暖かい季節によく冷やして飲むのがおすすめです。
Pipoli Bianco Greco Fioano Vigneti del Vulture