《このワインについて》
なんと年産量340万本という驚異的な数字を誇るこのワイン。店頭での試飲販売でも好評だと言い、輸入元に取っても売れ筋商品の一つです。それだけ夢中になっている人の多いこのワインですが、きっとワイン上級者の中に好きという人は多くないでしょう。
おそらくブドウが持つ糖分を意図的に少し残す醸造をしており、さらにアメリカン&フレンチオーク熟成の甘い風味が強く表れています。この芳醇な甘い風味が、「飲みやすくて好き」という人もいれば、「べったり甘ったるくて嫌い」という人も。それほど賛否両論現れるタイプのワインですが、「好き!」という方の方が多いことはこの生産量が物語っています。
《テイスティングノート》
完熟したブラックチェリーやラズベリーのアロマに、チョコレートやヴァニラの甘く香ばしい香り。タンニンはほとんど感じず、凝縮した果実味と樽熟成の滑らかな質感が口いっぱいに広がります。
《生産者について》
イタリアのシチリア島出身「インデリカート」家が1924年より営むワイナリー。これまでに『US・ワイン生産者・オブ・ザ・イヤー』に3度、『アメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー』にも3度選ばれた優良生産者です。
その味筋は凝縮感と樽香特化!手ごろな価格ながらしっかり凝縮した味わいのワインで、しかも濃密なオーク樽熟成の香りを感じます。赤ワインにおいてはほとんど渋味を感じずとっても滑らか。その濃厚さと滑らかさに「飲みやすい」と感じるのでしょうか。「ナーリー・ヘッド」シリーズを中心に試飲販売で人気が高いワインばかりです。
Gnarly Head Old Vine Zinfandel