《低価格スペインワインといえば・・・》
多くの人が1000円台のスペイン赤ワインに期待することは、安くて濃くて飲みごたえがあることではないでしょうか。
イタリアほどの土着品種のバリエーションがないので、タイプと価格でだいたいの味が決まる選びやすさ。それでいて温暖で乾燥した気候ゆえの豊かな果実味とボディ感。少な目の量でも満足できる重量感。
そういった期待するものをきちんと兼ね備えたのが、このグラディウムのクリアンサです。
《生産者について》
カンポス・レアレス社の前身は協同組合。1950年に設立で、事業を大きくしていくなかで1988年にこの名前となりました。
所有する畑は現在4,000ha超え。年間2,500万Lもの生産量が、手ごろな価格なのに品質が高い理由の一つです。
特に得意としている品種が、スペインの看板ブドウとも言えるテンプラニーリョです。
《テイスティングノート》
「クリアンサ」とはスペインワインの規格で、樽熟成6か月以上を含む全体で24か月以上の熟成をしていることを表します。このワインはアメリカンオークで12か月熟成し、その後瓶熟成16か月で出荷。
香ばしく甘いヴァニラの香りに、深みのあるベリー香。口当たりはしっかりなめらかで、1000円台前半のワインとして濃密さがあります。
Gladium Tempranillo Crianza