エチケットに描かれる「自由を得た女性」に因んで、このワインを飲んで欲しいのは『世間のしがらみから自由になりたい時』。もちろん幅広い方に受ける味には仕上げられてはいます。ただあえてこのワインがフィットするシーンを挙げるなら、普段はいろいろな人間関係に縛られながら頑張っている女性が、家で一人になりほっと一息つく。そんなリラックスタイムです。
《生産者について》
以前モントレーの「ハーン」で働いていた醸造家アダム・ラザールの手によって2004年に生み出されたブランドが、この「サイクルズ・グラディエーター」です。
カリフォルニアの戦前、「ベル・エポック」と呼ばれた時代のポスターが採用されたエチケット。当時の発明品であった自転車と、それによって自由を得た女性が「グラディエーター(剣闘士)」として描かれています。
現在はワイン・フーリガンズ社の代表的ブランドとなり、さらにアダムが醸造家として戻ってきたため、さらなる飛躍が期待されています。
《このワインについて》
奇をてらわず「カリフォルニア産カベルネ・ソーヴィニヨン」というイメージを忠実に表現しているような赤ワイン。
ベリー系の果実香の奥に、樽熟成に由来するバニラやモカの香ばしさ、それからカベルネらしいミント香もわずかに感じます。味わいの凝縮感は高すぎることはなく親しみやすい雰囲気。渋味はおうちで食べる肉料理には十分な量でありながら、多すぎることはなくワインのみでも飲み続けられます。
Cycles Gladiator Cabernet Sauvignon