《生産者について》
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州はイタリア北東部に位置し、オーストリアやスロヴェニアの国境に面しています。そこは特に多くの高級白ワインが生み出される産地。ベースとしては赤ワイン生産が多いイタリアにおいて、白ワインの聖地とも言われています。
そのブランドイメージの確立に一役も二役もかっているのがこの「イエルマン」。オーストリアから移住してきたイエルマン家は1881年からワインづくりを始めました。特にその発展に貢献したのが4代目のシルヴィオ・イエルマン氏。「豊かなアロマを持ち、近代的な味わいで強い個性を持つワインで、飲んだ人を魅了したい」その想いで国際品種を積極的に使用。世界レベルのワインとして真っ向勝負を挑み、「イタリアにもこんなにレベルの高い白ワインがあるのか!」と人々に認められていったのです。
《テイスティングノート》
レモンやグレープフルーツ、フレッシュなハーブのような華やかなアロマ。爽やかな果実味が口いっぱいに広がり、ドライな酸味が舌を刺激するのはこの品種らしい特徴。そのうえでロワールやマールボロのものと比べてもしっかりコクがあり、余韻も長くつづきます。
Jermann Sauvignon