《ワイナリーについて》
『Falstaffファルスタッフ』4つ星格付ワイナリー!
ユルチッチはカンプタール ランゲンロイスで最高の区画に畑を所有。バランスがとれたテロワールの特徴が感じられるワインを造っています。70年代にはコンポストと緑肥に切り替え、2006年には全ての畑を有機農法に転換し、2009年からブドウは初めて有機認証されました。今日国内外でも最高の評価を得ていますが、今なお「パイオニア的な仕事」をすることを信念としています。
《気候と土壌》
カンプタールは冷涼な気候にあります。北にあるマンハーツベルクや、ワインフィアテルの高台から吹く冷たい風と、東から吹くパノニア気候の温かい風がカンプタールで出会います。これにより日中は温かく高い温度ですが、夜になると冷え込みます。この寒暖差がブドウの皮を厚くさせ、アロマと酸がブドウの実に蓄えられます。カンプタールの微気候(マイクロクライメット)は、丘毎に異なります。標高は海抜200メートルから500メートルに及びます。丘の間にある小さい渓谷は高原からの冷気を畑に夜間吹き下ろさせるチャネルとなります。
《このワインについて》
2015年にアルヴィンは、この樹齢60年のサンクト・ラウレントが育つ畑を受け継ぎました。前の所有者は長い間剪定をしておらず、まるで野生の「ジャングル」のような畑でした。しかし樹齢60年の古木の畑をアルヴィンはかねてから欲しいと思っていました。畑はランゲンロイスの東にあり、ライムストーンにレス(黄土)土壌から成ります。ブドウの収量は古木ゆえ低く、しかし食べてみると非常に甘くて美味しく、アロマティックな味わいでした。
ワインはわずか二樽、約2000本のみ生産しました。開放式の樽でブドウは全房のまま発酵。その後500リットルの古樽で澱とともに12ヶ月間熟成させました。ワインはノンフィルターで、瓶詰めの日にほんの微量の酸化防止剤を加えました。
《テイスティングノート》
このワインは本物のサンクト・ラウレントのワインです。非常にジューシーで上品、素晴らしくなめらかなベルベットのようなタンニンの辛口赤ワインです。
St.Laurent Jungle Jurtschitsch