《生産者について》
オーストリアワインは日本で2000円以下で販売されるものが多くありません。周囲をワイン大国に囲まれたオーストリアは、国を挙げて高級ワイン生産に特化することで、国際的なワイン市場に存在感を示そうとしているからです。
その中で1000円ちょっとのこのワインがどうして安くて美味しいのか。「安かろう悪かろう」ではないと言えるのか。
その理由は単純に、「たくさんつくっているからスケールメリットで安くて美味しい」です。
ヴィンツァー・クレムスはオーストリア最大級の生産規模を持つ協同組合です。オーストリアワインの大半を生産する「ニーダーエスタライヒ州」の西部に位置し、白ワイン、赤ワイン、貴腐ワインと幅広く手掛けています。
《このワインについて》
オーストリアで最も重要なブドウの一つ、ツヴァイゲルト。地域・品種としての特徴を忠実に表現した「クラシックな」ツヴァイゲルトです。
ブラックチェリーやプラムなどのベリー系フルーツの香りに、白コショウのようなスパイス感とハーブのアロマを感じます。スムースな果実味はフレッシュな印象で、抑えめな渋味とさっぱりとした余韻を持ちます。
Winzer Krems Classic Blauer Zweigelt