2014年のリアルワインガイド『旨安大賞』を受賞して以来、長く売れ続けているロングセラーワインです。
《生産者について》
貴腐ワインの産地として有名なボルドーのソーテルヌ地区。そこからガロンヌ河を挟んだ向かいにあるのが「コート・ド・ボルドー」地区です。
有名なワイナリーはないと言っていいくらいで、決して名産地というわけではありません。ゆえに基本的にワインは手ごろで、たまに高品質なワインをつくる生産者に出会える、探し甲斐のある地区でもあります。
そこで近年頭角を現してきたのがこの「フォングラーヴ」。「リュット・レゾネ」と呼ばれる、農薬を最小限まで減らした農法でワインをつくります。
《このワインについて》
メルローを主体とした、ある意味典型的な「低価格ボルドー」。
ブラックベリーやブラックチェリーなどの果実味に適度な酸味。適度な渋味を感じ、味わいに骨格があります。
特別濃いわけではなく、特別エレガントなわけでもない。決して3000円の味がするワインではありませんが、1000円台前半で飲める味わいとして十分満足できるクオリティ。背伸びしないピュアな味わいで、価格も背伸びしない(あまり値上がりしない)のがありがたいところ。
Chateau Fongrave Rouge