《生産者について》
ジェフ・メリルのワイナリーがあるのは、南オーストラリア州のマクラーレン・ヴェイル。1897年に設立された歴史あるワイナリーを、ジェフ・メリル氏1985年に買い取ってスタートしました。
17歳のころからワイナリーで修行し、南アフリカのワイナリーで研修。オーストラリアに戻ってからは「シャトー・レイネラ」で重要なワインメーカーとして働きました。それゆえワインづくりの腕前は確かなものです。
今では年産5.5万ケースとなかなかの生産規模です。
《このワインについて》
ジェフ・メリルのバリューレンジにあたるこの「ピンパラ・ロード シラーズ」。この価格帯のシラーズは色も味わいも濃厚なものが多く、このワインもまた力強さが魅力の一つ。それに加えて口当たりの滑らかさ、こなれたタンニンが特筆すべきところです。というのも樽熟成を34か月もしているから。長い熟成期間によりタンニンがまろやかになっているのです。
《テイスティングノート》
熟したブラックチェリーやチョコレートなどの香りに、コショウのスパイス感。生肉のようなニュアンスも感じます。口に含めば熟した果実味がしっかり広がり、適度な渋みと酸味が口を刺激します。この風味が家庭でつくるローカライズされた中華料理となかなかいい!山椒の風味がピリッと効いたような料理とどうぞ。
Geoff Merrill Pimpala Road Shiraz