オーストリアが誇る甘口の匠・クラッハー
クラッハーは天然甘口ワインの世界的生産者です。1981年に初代アロイス・クラッハーから息子のアロイス・クラッハーがワイン造りを受け継ぎ、現在は3代目のゲオハルト・クラッハーが受け継いでます。2009年9月に8回目の「Sweet wine maker of the year」を受賞しました。
<テロワール>
クラッハーの葡萄畑はオーストリア、ノイジードラーゼ、イルミッツにあります。全長36km、最大水深2mというノイジードラーゼ湖の東側に階段状になっている砂と砂利質の土壌の畑です。湖のまわりには20以上の小さい池があり、秋には朝霧が発生します。それにより葡萄の実にボトリティス菌がつき、この菌は葡萄から水分を奪い、糖度の高い葡萄となります。この特別な環境が甘ワインを産むのです。
<味わい>
輝きのあるルビー色。熟した赤系ベリーの果物、ドライアプリコットや、オレンジピールなどの香りに味わい。ジューシー且つ優しく心地よいタンニンが味わいに溶け込んでいます。余韻にベリーの砂糖漬けのような甘みとスパイシーなニュアンスが長く続きます。
<造り手コメント>
「黒葡萄であるツヴァイゲルトによるアウスレーゼ(遅詰葡萄による甘口ワイン)は、毎年生産できる訳では無い特別なものです。モアイムヘルト(チョコレートプティング)やザッハトルテなどのチョコレートケーキなどに合わせたら最高に楽しめます」
Kracher Auslese Zweigelt 2018