《イタリアの高級白ワイン》
イタリアには高級白ワインの産地というものはありません。
基本的には赤ワインの国であるイタリア。「モンラッシェ」のように10万円オーバーで取引される白ワインはなく、数万円するものもごくわずかです。
シャルドネで1万円を超えるものはいくつもあるでしょうが、土着品種となると多くなく、あるとすればフリウリ。南イタリアではかなり珍しいです。
だからこそクイントデーチモのワインは、ワイン会などでみなを大いに驚かせることができるでしょう。ただ高いだけでなく、ちゃんとその価格に見合った味わいなのです。
《生産者について》
クイントデーチモはルイジ・モイオが2001年に設立したワイナリー。短い歴史など関係ない。ナポリの醸造大学で教授を務める彼の技術は本物。ブルゴーニュで修業した経験を活かし、南イタリアの「フェウディ・ディ・サングレゴリオ」を始めとした有力ワイナリーで醸造監修をしています。だからこそ自身のワイナリーでは品質を追求してつくりたいものをつくる。それが可能な量だけ生産しているので、どうしても割高になるのです。
《このワインについて》
『フィアーノの聖地』と言われる、海抜が570mと高地の畑からつくります。
フィアーノらしいアカシアの蜜やナッツのアロマに、フレッシュハーブのような香りが溶け込んでいます。熟した洋ナシやリンゴのような果実味はとろみがあるかのように凝縮しており、価格以上の高級感があります。一口目からこのワインの偉大さを訴えかけてきます。
Exultet Fiano di Avellino Quintodecimo