《生産者について》
シャノン・ヴィンヤーズはジェームズ氏が2000年に南アフリカの冷涼産地エルギンに拓いた農園。この地のテロワールを表現することを目指して、10haの畑に様々なブドウ品種が植えられています。
シャノンのロゴには、この地の気候に大きな影響を与えるパルミエット川から立ち上る霧が表現されているといいます。
醸造設備は持たないので、ワインは人気生産者「ニュートン・ジョンソン」に醸造を委託しているといいます。
COCOSで人気なのは「マウント・バレット メルロー」。決して安くない価格にも関わらず、ボルドー以外で突出した高品質メルローの1本として定期的に売れていきます。
《このワインについて》
ソーヴィニヨン・ブランは柑橘系のフレッシュな風味と溌剌とした酸味が魅力の品種。なのでステンレスタンクで酸素と触れないように醸造されることが多く、その典型がニュージーランド/マールボロのスタイルです。世界的に人気のそのワインと比べてでしょう。醸造法に差別化のための工夫が見られます。
このワインは90%はステンレスタンク発酵・熟成。12℃という低い温度で発酵させ、フレッシュなフルーツ感を引き出しています。それに加えて10%は自然酵母でオーク樽発酵・熟成。酸素接触による口当たりの滑らかさと風味の複雑さを加えています。
《テイスティングノート》
アスパラガスや柑橘類、唐辛子を思わせるアロマ。骨格のある熟した果実味は、樽熟成の効果でしょう。ただスッキリとしているだけでない、適度にリッチな味わいのソーヴィニヨン・ブランです。
Shannon Elgin Sauvignon Blanc