《このワインについて》
リアルワインガイド誌の企画『旨安大賞』の受賞を機に仕入れ、その後も一定数が根強く売れているワインです。
このワインの2012VTが2014年の旨安大賞に選ばれました。その後2018年秋の総集編にても、以前と変わらぬ得点を獲得。表紙を飾るワインにも選ばれました。
驚くべきは当時でも1300円ちょっとだったワインが、今も1000円台半ばであること!このご時世に頑張って値上げを抑えてくれています。
《テイスティングノート》
ブラックベリーやカシス、スミレの花などの香りがふわっと広がります。どしっと濃厚なタイプではなく、口にふくめば甘いニュアンスのある柔らかい果実味がジューシーに広がります。渋味は穏やかで心地よく喉に入っていくワインで、高級感はありませんが飲み心地抜群です。
《生産者について》
パゴ・カサ・グランはスペインのバレンシアに2004年に設立されたまだ若いワイナリー。しかし畑は祖父の代から受け継ぐ古いもので、祖父がドイツの友人から譲り受けたゲヴュルツトラミネールが植わっているといいます。
オーナー醸造家のカルロス・ラソ・ガルビス氏はその畑で有機栽培を実践。濃厚さを追い求めるのではなく、程よい濃さと滑らかさによる飲み心地の良さが特色です。
Casa Benasal Tinto Pago Casa Gran