《生産者について》
マスカ・デル・タッコはプーリア州エルキエにある協同組合。フェリーチェ・メルジェ氏が2010年に購入して現在の名前としました。彼は当店でも人気のブランド「ポッジョ・レ・ヴォルピ」のオーナー醸造家であり、その技術力と資金力により、伝統を大切にしながらモダンなワインを造るワイナリーへ進化させました。
《このワインについて》
プーリア州の「フィアーノ」という品種には、なかなかややこしい事情があります。
フィアーノといえばカンパーニャ州の伝統的な高級ワイン「フィアーノ・ディ・アヴェリーノ」が有名です。一方でプーリア州のものは「フィアーノ・ミヌートロ」とも呼ばれ、混同されていた時期もありましたが、2000年代のDNA鑑定で別物と分かりました。
ただしプーリア州でもカンパーニャ州のフィアーノが栽培されていることもあります。
ミヌートロの方はそれほど酸味が高くなく、よりトロピカルフルーツのような風味を持つのが特徴。正確な情報はありませんが、おそらくこの「ルエッタ」もミヌートロの方でしょう。
メロンや柑橘、蜜リンゴのような香りがうっとりするほど豊かに広がります。口当たりはジューシーでなめらか。ほんのり苦みを残してまろやかに消えていきます。
Masca del Tacco L’Uetta Fiano