《生産者について》
モリードゥーカーは、南オーストラリア州、マクラーレンヴェールに居を構えるワイナリーで、サラとスパーキー・マーキス夫妻が運営しています。その勢いはまさに飛ぶ鳥を落とすかのごとく。評価誌の高いポイントとその特徴的なエチケットで、着々とファンを獲得しています。ロバート・パーカーJrは「存在する赤ワインの中で最も価値のあるワイン。のんびり歩いてちゃだめだ、走ってでも集められる限りのボトルを確保しなくては! 」と絶賛しました。
《このワインについて》
売れ筋ワインである「ザ・ボクサー」の相方といえるような存在であるのが、「ミス・モーリー」。
オーストラリアならではといえる、シラーズからつくる赤のスパークリングワインです。特徴的なのがもともとの赤ワインを樽熟成することでしょう。このワインはベースとなるシラーズをアメリカンオークで熟成。しかも新樽を45%も用いているので、ワインからヴァニラの風味をしっかり感じ、飲みごたえもあります。
再栓可能なプラスチック栓である「ZORK ゾルク」を使っています。
《テイスティングノート》
シロップ漬けにしたチェリーやプラムなどの濃密な香りが「モリードゥーカーらしい」と言えます。チョコレートやシナモンなどの奥行きのある風味は、同じ赤のスパークリングである「ランブルスコ」とは対照的な複雑さ。残糖は10g/Lもないのですが、酸味があまり高くないので、少し甘さを感じます。
「スッキリ爽やか」というより、「物珍しく飲みごたえがある」というタイプのスパークリングです。宴の席でスタートよりは半ばに登場すると盛り上がるでしょう。
Miss Molly Mollydooker