《生産者について》
エチケットに描かれるのはアルザスのシンボルであるコウノトリ。
「コウノトリが赤ちゃんを運んで来る」という伝説はフランスにもあるそうです。「せっかくならアルザスの美味しいワインも運んできておくれよ」というコンセプトでこのデザインにしたといいます。
単に「アルザスだから・・・」というのではなく、このマロ家はコウノトリに深い関係があります。1983年当時「3つがい」しかいなくなってしまったコウノトリを増やすために同村に作られた、「コウノトリ導入センター」の運営者なのです。その保護は成功し、何百羽にも増やした本物のコウノトリ愛護家です。
《このワインについて》
ブドウは2011年からビオロジックで管理。その前も「tyflo」というリュット・レゾネの認証を得ていたといいます。
目指すのは「ブドウ本来の味わいをそのままくっきり表現した」ワイン。その狙いの通り品種特徴が素直に表れた風味を感じます。凝縮感や酸味はあまり高くなく、メリハリのある味わいというよりは、ふんわり柔らかな味筋です。
《テイスティングノート》
辛口のリースリングながらドイツのような厳しさのない、優しいスッキリ感。柑橘や白桃の香りがふんわりと漂い、丸い酸味がスムースに流れます。
当主ドミニクのお姉さんがデザインしたというこのエチケットの通り、ソフトタッチな味わいが魅力です。
Special Delivery Riesling Frederic Mallo