《生産者について》
ルチアーノ・サンドローネ氏は1946年生まれ。15歳のときからジャコモ・ボルゴーニョ、マルケージ・ディ・バローロというこの地の大御所生産者のもとで修行を積み、後に独立しました。
そのきっかけとなったのが、1977年に取得した「カンヌビ・ボスキス」の畑。以後、その単一畑でつくるワインは、サンドローネの象徴的な存在となり、漫画『神の雫』でも物語の重要なワインとして登場しています。
《このワインについて》
この「アレステ」というワインができたのは2013年。ルチアーノ氏から見て孫にあたる2人のために、自分の一番大切にしている「カンヌビ・ボスキス」の畑とそのワインを贈ろうと、「アレシア」と「ステファノ」の名前をとってこう名付けました。以降この「アレステ」がワイナリーを代表するワインです。
【パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト誌 2019年6月のレビュー]
ルチアーノ・サンドローネの過去のヴィンテージと比べると、2015年のバローロ・アレステには紫と黒の果実が多く、また、このブドウの畑であるカンヌビ・ボスキスの特徴である花のアクセントは少なくなっている。しかし、ブーケはこれまでと同じように力強く、寛大である。このワインは、口の中で反響するのに少し時間が必要だとしても、アロマの観点からは準備ができているようだ。コンパクトでしっかりとしていて、肉付きの良い果実味があり、爽やかで広がりのある味わいだ。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2022 - 2045年]
Barolo Aleste Luciano Sandrone