1989年にタスマニアの東海岸BICHENO・ビチェノに300エーカーの葡萄畑を作り、1998年までは鮑や伊勢海老の漁業権を持ち漁師としてこれまで生計を立てていました。タスマニアでもワイナリーのあるBicheno周辺は魚介類の宝庫で1時間潜ると1トン位の鮑が取れるほど。しかし、ワインの虜となったブライアン氏はこれまで醸造を任せていたアンドリュー・フッド氏に代わり自らワイン作りを始めることに。漁場での仕事からワイン作りに全精力を注ぐこととなり、フランス・ブルゴーニュへ毎年渡り、これまでのヴィンテージを過ごしています。主にジャン・マリ・フーリエ(Jean-Marie Fourrier)、フィリップ・・シャルロパン(Phillipe Charlopin)ではワイン作り、剪定、選果など貴重な経験を積み、ワインメーカーとの交流も深めています。特に2004,05,06年はChateau de Pommardでワイン作りを学びました。また、シャルロパンのワイン作りにはドミニク・ギヨン(ドメーヌ・ダモワ、ドゥニ・モルテの醸造家)と携わっています。また、2010年にはDRCにて選果作業からワイン作りに至る工程を学び、27人もの人が選果を行なう細やかさに驚いたと。シドニーのレストラン「Tetsuya's」のオーナー・テツヤ氏との交流も深く毎年ワイナリーでテツヤ氏自らのバーベキューパーティーが催されています。葡萄作り、ワイン作りにおいて全情熱を注ぐ作り手「ブライアン・フランクリン」氏は感性のワインメーカーです。
洗練され、奥行きのあるブルゴーニュテイストのピノノワールで、同年代の他のオーストラリアワインにはめったに見られない、ブルゴーニュのような複雑性を備えています。余韻は力強くもバランス感が素晴らしく、至福の時間は長く続きます。
Apsley Gorge Pinot Noir