《アルバリーニョについて》
アルバリーニョはもともと、スペイン西海岸のリアスバイシャス地方や、ポルトガルのミーニョ地方で栽培されてきた土着品種。果皮が厚くてカビの害に強いため、少しくらい湿度の高い環境でも耐えられるのが特徴です。
柑橘や白桃のような香りを感じます。よく熟してボディ感がでても、しっかり高めの酸味をキープしてくれるのが特徴です。それもあってか、今世界各地で栽培例が増えています。
アメリカのカリフォルニア州でつくられるものも数種類輸入されてます。ボルドー地方で白ワインの補助品種に使うことが、2019年に認可されました。日本でも少数ながら栽培されており、新潟産のものが評判が高いです。
今注目を集めるブドウ。まずはその教科書的な味わいを知りたいなら、このアス・ラサスのワインは手ごろな価格ながら基本に忠実です。
《生産者について》
最高品質のアルバリーニョが生産されるといわれる「コンダード・ド・テア」地区に、アス・ラサスのワイナリーはあります。ワイナリー自体は1862年設立と古いのですが、1975年にオーナーが代わり、近代的な設備が導入されました。
栽培はこの地方伝統の棚仕立て(日本の食用ブドウのような栽培法)。土壌にカルシウムを供給すべく、ムール貝の殻をまいているといいます。
As Laxas Val do Sosego Albarino