《パーカーポイントで一躍有名に!》
ボデガス・カスターニョが自社ワインを初めて瓶詰したのは1978年のこと。しかし当初は品質は良くともスペインの田舎ワインの一つでした。それが有名になったのは2001年のこと。ロバート・パーカーJr.がワインアドヴォケイト誌136号にて「ヘクラ 1999」に90点をつけたのです。(同社のラインナップでソラネラより下級ワインです)それがきっかけとなりあっという間に世界のトップワイナリーに仲間入りしたのでした。
その一時だけではありません。ソラネラは2013年VTは「Robert Parker's Guide to the Best of 2015」にて、ベストバリューワイン3本のうち1つに選ばれたのです。
ロバート・パーカーが一線を退き、アドヴォケイトの経営方針が変わって近年はテイスティングされていませんが、ワインのスタイルや品質は変わらず。値ごろ感があるのに濃厚でパワフルなワインであり続けています。
《生産者について》
ボデガス・カスターニョは、スペイン南東ムルシア州にある家族経営のワイナリー。小さな生産地である「イエクラ」は、標高400~800mと暑さが和らげられるところに畑が拓かれており、モナストレルが中心に栽培されています。
通常の「ヘクラ」が1999年ヴィンテージにおいて、パーカーポイント90点を獲得。ロバート・パーカーJr.が”「今年テイスティングした全ての赤ワインの中で最もお買い得な赤ワインの一つ」と絶賛したために人気に火が付きました。
今回発売となったオーガニックバージョン。EU基準とスペインの認証基準でオーガニック農法を実践しており、ヴィーガンの認証もとっています。
《テイスティングノート》
完熟したブルーベリーやブラックベリーのような濃密なアロマのボリュームは、1000円台のワインとは思えません。ジャムにしたベリーのような濃密な果実味が口に含んだ瞬間からしっかり広がるのは、モナストレルの特徴でしょう。樽香はしっかり溶け込んでおり、渋味はある程度あるのですが目立ちません。
Bodegas Castano Solanera