《「安くて美味しい！」は今や・・・》
南アフリカワインはここ数年、「安くて美味しいヴァラエタルワイン」として多くのファンを獲得してきました。今でも同等クラスの他国のワインと比べると価格優位性があります。それでも値上がりは広範囲に続いており、以前ほどのインパクトは無くなってきました。
特に1000円前後で楽しめるものはもはや絶滅危惧種。
その中で昔からほとんど変わらず手頃な価格をキープしているロバートソン。この価格帯に「ありがたい！」と感じている人はたくさんいるはずです。

《生産者について》
ロバートソン・ワイナリーは南アフリカで3番目に大きなワイナリー。自社畑の他にも35の農家と契約しており、トータル1900haの畑から多様なワインをつくっています。手ごろな価格帯のワインも豊富につくっており、南アフリカでワイン売り場に行けばどこでも見かけるほどだといいます。

「ロバートソン」は生産者の名前でもあり生産地域の名前でもあります。地域としての「ロバートソン」は、海から100kmほど内陸にあるため、基本的には温暖。夏の最高気温は32℃ほどまで上がります。しかしインド洋から川沿いに吹く南東風で最低気温は下がるため、暑すぎることはありません。畑の条件を選べばシャルドネやゲヴュルツトラミネールのような暑さに強くない品種も栽培できます。

《テイスティングノート》
パッションフルーツや青リンゴのような明るい果実味で、若草のようなグリーンノートはほのかに。キュっと締まるような酸味は控えめでみずみずしい口当たり。軽快で飲み飽きず、晩酌の定番ワインとして楽しみやすい味わいです。

Robertson Sauvignon Blanc