《マラグジアについて》
ギリシャの土着品種として有名なもののひとつが「マラグジア」。アロマティック品種と呼ばれるもので、グラスから飛び出すかのようにボリュームのある香りが特徴です。
まず感じるのはライチのような甘いトロピカルフルーツの香り。この点ではゲヴュルツトラミネールと少し似ているところもありますが、マラグジアはもう少しハーブのニュアンスが強いのが特徴です。
このワインは白桃やグレープフルーツのような上品な香りと、キレのいい酸味を持ちます。
《生産者について》
ザフェイラキスはギリシャの中央部、テッサリア地方にあるワイナリー。国内最高峰のオリンポス山の麓に位置する歴史ある産地です。
栽培しているブドウはマラグジアやリムニオナといった固有品種だけでなく、シャルドネやシラーも得意としています。アテネ大学とミラノ大学でワインづくりを学んだ4代目当主クリストス氏の代に、世界に知られるまでにレベルを上げました。
《このワインの楽しみ方》
香りが華やかで、それでいながらバランスのいい酸味を持つ飲みごたえのあるワインですが、ほのかな苦みがあります。ワインだけで飲み続けるのは少し疲れてしまうかも。食事をしながら飲みたいワインです。
あわせるなら適度にピリッとスパイシーなもの。ひき肉の甘味引き立つキーマカレーや、本格的すぎないエビチリなどといかがでしょうか。
Domaine Zafeirakis Malagousia